福島や日本全国のスクラップ回収業者に必要な許可とは？

産業廃棄物収集運搬許可とは

産業廃棄物を収集運搬する事業をおこなうときには、廃棄物の積み卸しに都道府県知事から許可を得ないとなりません。その許可のことを産業廃棄物収集運搬許可といいます。

許可申請をおこなうときは、講習会を受講して事業計画を立て、運搬の施設を整えるなど、廃棄物運搬をおこなえる体制を整えないとなりません。体制を整え申請をおこなうと許可をもらうことができ、許可証が発行されます。これにより許可を受けた証明とできます。

許可をもらえば、その後産業廃棄物収集運搬が可能です。

一般廃棄物収集運搬業とは

産業廃棄物以外の、廃棄物を示す、一般廃棄物を収集運搬するために、必要となる許可のことを言います。

これには家庭から出る家庭系一般廃棄物、事務所から出る事業系一般廃棄物があり、これらを収集運搬するときに必要です。家庭ゴミを収集するゴミ収集業者や、廃品回収業者などは、この許可を得ないと、事業が行えません。

必要となれば、該当する都道府県に許可申請を行いますが、許可要件というものがあり、欠格要件もあるので、条件を整えないとなりません。

金属くず商許可とは

事業として金属くずを回収する売買することであり、銅やアルミなどの金属を扱うときに必要です。

ただ製品として扱うときは必要ありません。たとえば、LANケーブルやアルミ管など、そのまま扱う場合です。

逆にLANケーブルの被膜をはがし、金属として売買する時は必要です。

申請は管轄の警察署でおこない、指定の書類を提出し、受理されると30日ほどで許可証を貰えます。許可を受けずに営業を行うと、罰金または懲役となります。